復活への第一歩を踏み出したホークス和田「しんどいと思ったメニューはない」

■6日に初めてブルペン入りし、捕手を立たせたまま28球を投げ込んだ

 復活への階段を一段上がった。左肩故障からのリハビリを行ってきたソフトバンクの和田毅投手。宮崎キャンプ第2クール2日目の6日、今キャンプで初となるブルペンでの投球練習を行った。ブルペンに入るのは昨年12月中旬以来。本格的な投球練習は昨年夏以来だ。

 A組の投手が投球練習を終え、誰もいなくなったブルペン。B組で練習で行っている和田が久々にマウンドに立った。1球1球、感触を確かめるように、そしてフォームを意識しながら、丁寧にボールを投げ込んでいった。28球。25球目から3球“おかわり”し、2019年初ブルペンでの試運転を終えた。

「悪かった時に比べれば、断然いい。イヤなときの感じじゃないので、良くなっている。明日の反応を見てですが、たぶん大丈夫。しっかりと立ち投げで投げたのは久しぶりですね」。ステップを一段上がった37歳の表情が自然と柔らかくなった。

 昨年の春季キャンプで左肩に違和感を覚えた。その後も状態は一進一退だった。一度は実戦復帰を果たしたが、再び状態は下降。結局、1軍登板はないままにシーズンが終わった。「引退もよぎった」というオフ。3億円減という球団史上最大のダウン提示を受け入れ、復活への道を目指した。

 ソフトバンクにとっては功労者の和田。復活を願うファンは多く、そしてメディアもその動向に注目している。「見に来ていただけるというのはありがたいですよね。誰も来ないのも寂しいので」と語って笑わせた左腕。「リタイアと書かれないようにしたいと思いますね」と続けた。

 37歳、このキャンプ中には38歳になる左腕だが、体力面に不安はない。キャンプではランニングメニューが多く組み込まれており、選手たちから“悲鳴”も上がるが、和田は「しんどいと思ったメニューは1つもない」とケロリとしたもの。年齢からメニューがやや考慮されているとはいえ「ランニングはしっかりやってきたので。鍛えてきたことを投げる方に生かしていかないといけない」という。

 まだ立ち投げをスタートさせたところで、復帰について語るのは時期尚早だ。「下半身で腕を振ることが全力でできないとね。まずは下半身でしっかり投げること。その形で投げても問題ない形を作っていく。その中でどこかで、全力で腕を振る、ストッパーを外すときがそのうち来る」と和田。慎重を期すのは変わらない。「キャンプ終盤くらいに捕手を座らせて投げられたら」。一歩ずつ、完全復活への歩みを進めていく。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)


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