42歳GK楢崎正剛、現役引退を決断「最高のサッカー人生で後悔はありません」

 名古屋グランパスは8日、GK楢崎正剛の現役引退を発表した。

 奈良育英高校出身の楢崎は1995年に横浜フリューゲルスに入団。99年、クラブ消滅に伴い名古屋へ移籍した。加入初年度から正GKとして活躍し、2000年から14年連続でキャプテンも務めた。名古屋では99年に天皇杯優勝。10年にはJリーグ優勝とタイトルを獲得した。今季はプロキャリア24年間で初めて出場機会なしに終わっている。

 個人としては10度のJリーグ優秀選手賞、6度のJリーグベストイレブン、そしてJ1優勝を達成した10年にはJリーグ最優秀選手賞に輝いた。また09年にはJリーグ公式戦100試合完封も達成した。J1リーグでは歴代最多の通算631試合、J2リーグ通算29試合、リーグカップ(現ルヴァンカップ)通算71試合、天皇杯49試合、AFCチャンピオンズリーグ通算19試合に出場している。

 また日本代表として国際Aマッチ77試合に出場。1998年のフランス大会から2010年の南アフリカ大会まで計4度ワールドカップメンバーにも名を連ねている。

 現役引退に際し、クラブ公式HPを通じてコメントを発表した。

「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました。新しい年になり、新シーズンへ向けてスタートを切ろうとするこの時期にこのような発表になったこと、最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできず終わってしまったことを、申し訳なく思います」

「横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません。2つの愛するクラブ、横浜フリューゲルスと名古屋グランパスで一緒にプレーした全ての選手、現場のスタッフ、クラブスタッフ、関係者の皆さん、また、長くプレーしてきた日本代表においてもともに闘った仲間やスタッフ、協会関係者の方々。いつも支援していただいたパートナー企業の皆さん。多くの皆さんのおかげでここまでプレーすることができました。その全ての方たちから刺激をもらい成長させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです」

「そして何より、新人だった頃から応援してくれたフリューゲルスサポーター、99年に移籍してきた不器用で若かった僕を受け入れ、信頼して、愛してくれた名古屋グランパスのサポーターの皆さんにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。これからはプレーヤーとしてではなく、違った形でクラブや日本のサッカーの発展のために力を尽くせていけたらと思っています。24年間多くのご声援をいただき本当にありがとうございました」

 また名古屋の小西工己代表取締役社長もコメントを発表している。

「名古屋グランパスへ多くの勝利と数えきれない笑顔をもたらしてくれた楢崎選手。本当に24年間お疲れさまでした」

「私が楢崎選手と共に過ごしたのは、その選手生活の最後の二年間に過ぎませんが、偉大な実績の通り、力強くチームを率い、全力で闘い続けてくれた二年間でした」

「ひたむきなプレーでチームを鼓舞し、また常にファン・サポーターの皆さんを思いやる楢崎選手の姿に、強く共感するとともに、私自身の心の支えでもありました。2017シーズン、J1復帰への想いをたぎらせながらゴールマウスを必死に守り続けてくれました。試合後に率先してチームの音頭をとってスタジアムの一体感を創り上げてくれた姿は、これまで楢崎選手へ抱いていた寡黙でストイックなイメージとは大きく異なる姿でした。また、なかなか思うように出場機会を得られなかった2018シーズンですが、黙々と練習に取り組む姿に真のプロフェッショナルとしての姿勢を見させてもらいました。『楢崎正剛。俺らの誇り。』サポーターの皆さんと同じ思いを、今、私も抱いています」

「今度はプレーヤーとは違った形で、グランパスや日本サッカーの発展のために、一緒に闘えることを心から楽しみにしています」


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