
食パンブームの吉祥寺! でもあえてカルトな食パンを推すよ! の件
吉祥寺はパン屋ブームである。
2018年も、新しいパン屋がオープンしまくっているよ。
しかも空前の食パン無双……。
食パン過多である……。
みんなそんなに食パン食べてるの? と思う、白いご飯至上主義のおっさん女子とは、私のこと。
しかし、10月に吉祥寺東急デパートの催事場でやっていた『KICHIJOJIパンフェスタ』はすごかった……。
日本全国、約30軒のパン屋が大集結してたんだけど、もう開店前からデパートの入り口に整然と100人くらい並んでたよ……。
尋常じゃない盛り上がりで怖かった……。
しかも、パンのお供コーヒーで、中道通りの自家焙煎珈琲店『B』の店主(連載52回参照)も出店していて、イベント自体は他のスタッフに任せていたようだが……。
盛況すぎて、営業中に店を閉めて、コーヒーポットを持って現場に駆け付けようとしている瞬間を目撃した、おっさん女子であった……。
イラスト/スタジヲワンツー
ちなみに吉祥寺のパン屋をざっくり分類してみると……。
1:吉祥寺にしかないオシャレ系パン屋
2:街のパン屋(中規模チェーン店)
3:個人経営のこだわりの小さなパン屋(販売個数&営業日が少ない)
4:他の地域で成功し、吉祥寺に新規参入したパン屋
5:全国チェーン展開のパン屋
という感じなんですが、ちなみに2018年にオープンしたパン屋を挙げておきましょう。
吉祥寺東急デパートのデパサンの『Cベーカリー』は、パン屋分類の4ですね。
府中市で成功して、吉祥寺に上陸。
さらにフランス・パリからやってきたオシャレパン屋は西三条通りの『L』。
カフェ併設で超オシャレです。まあパリだからね(笑)。
でも、吉祥寺にパリ……(笑)。
そして五日市街道沿いのパン屋『L』と、住所は練馬だけど、吉祥寺通り沿いの『Sベーカリー』は分類3ね。
どちらも、ほっこり系の外観です。
まだまだある! 食パンブームに燃える、吉祥寺の注目パン屋さん!
ちなみに、連載39回で紹介したコッペパン専門店『吉祥寺C』も2018年オープン。
これは分類2だな。
パン屋オープンしすぎだろっ! と思うワケなんですが、さらになぜかどこも食パン押しなんだよね。
そして、ほかのパン屋も、もう、店頭が食パンだらけ……。
ちなみに、私が愛するやりすぎパン屋『A』(連載66回参照)も、食パンのラインナップは常時10種類前後あるんだよ。
石窯食パン、ヘルシー食パン、季節の食パンなどなど。
だって基本、やりすぎなんだもん、ここ。
もちろん、食パンもやりすぎだ!
でもそこが好きだー!
さらに今、吉祥寺の行列食パンは、吉祥寺アトレに入っている洋服&雑貨&カフェ『サロンA』で売っている「あん食」である。
これは、あんこが食パンに練り込んである食べ物です。
販売する曜日が決まっているので、超行列しています。
美味しそうだけど、私は並びません(キッパリ)。
地元民は並ばないわよ、冗談じゃないわよ、もう!
私的に、吉祥寺の食パンでイチオシは「インスタ映え(本意ではないが……)」する食パン!
そんななか、食パンにさして愛がない私が押すのは、カルトな食パンである。
まず、連載12回で紹介した、あらいぐまラスカルのパン屋『R』。
ここの食パンは、ラスカルの顔のフォルムをかたどっているんだよ。
ちょっぴりしもぶくれフェイスね。
このパンですが、食パン以上でも以下でもない、という普通のパンです。
形がラスカルの顔!
それが最大の特徴だ!
ちなみにトースト推奨です。
大きさも普通の食パンより小さめだし、けっこうライトな食感かな。
開店当時は、狂ったような行列でしたが、今は平和で地元民もゆっくりパンが買えます。
ちなみに2Fのカフェも整理券がなくても入れる状況に!
もちろんラスカル食パンを使ったカフェメニューもあるよ。
おっさん女子が言うのもなんだけど、可愛いよ(苦笑)。
そして、第一ホテルに入っている『パテスリーA』。
ホテル内のパン屋さんですが、ここにはなんと、猫食パンがあるんですよ。
「いろねこ食パン」っていうんだけど。
ちなみに1日10食。
おひとりさま1個まで。
焼き上がりは、14時と15時。
ここは大行列とか、並ぶとか、そういうレベルじゃなくて、その日、その場にいた人が秒殺で買っていきます……。
耳がピンと立って可愛い猫の顔フォルム。
普通の白い食パンのほか、茶とよもぎの3種類。
ちなみにトーストしても、しなくても美味しいです。
ふんわり&もっちり系だ。
よく知らないけど、すごくこだわった製法な気がする美味しさ。
私は食パン通でもなく、インスタ映えとか、食パンにお絵描き、という趣味は一切ありません(キッパリ)。
しかし、ラスカルと猫ちゃんに、まあ若干はウキウキしたかもしれません。
でも、おっさん女子が食パンにウキウキしてもさぁ……(苦笑)。
おっさん女子的に食パンは、面白ければいい&ネタになればいい。
以上です。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。