両陛下、豪雨被災者お見舞い=体調気遣い「どうぞ元気に」-岡山・真備

 天皇、皇后両陛下は14日、7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区を訪れ、被災者のお見舞いをされた。
 両陛下は特別機や自衛隊のヘリコプターを乗り継ぎ、同日昼すぎ援助物資拠点の真備総合公園に到着。公園内の体育館には、被災者や、救出・支援に当たった警察、自衛隊、消防やボランティア関係者ら30人が集まり、お見舞いは午後1時半から約25分間行われた。
 グレーの開襟シャツ姿の天皇陛下は、集まった被災者ら一人一人に対し、「大変だったでしょう」「お元気で」などと語り掛け、皇后さまも「お大事になさってください」と気遣った。
 最後に陛下は「このたびの災害で尽くされたこと、本当にご苦労さまでした」と述べ、支援に当たった人々をねぎらった。その上で、被災者に対し「どうぞ元気に過ごされるよう願っています」と話した。
 これに先立ち、両陛下は被害状況を視察するため小田川堤防を訪問。2階まで浸水した家屋や、川が氾濫した跡などを見学し、市によると、陛下は「どこまで水が来たのですか」などと尋ねた。
 両陛下はお見舞い後、公園から自衛隊のヘリで岡山空港に移動。同日夕、空路帰京した。
 平成に入って最悪の犠牲者を出した西日本豪雨災害では、岡山、広島、愛媛の3県に被害が集中。岡山県では小田川などの堤防が決壊し、広い範囲で浸水した真備町地区の被害が最も大きく、県によると51人が死亡した。
 両陛下は13日に岡山、広島両県を訪れる予定だったが、天候不良で14日に延期。この日も広島の天候が悪かったため、急きょ岡山のみの訪問となった。広島へのお見舞いは、20日に予定している愛媛県と併せて行う方向で宮内庁が検討している。