世界を魅了する富良野のラベンダー!街がラベンダー色に染まる頃

富良野と言えばラベンダーというイメージを誰もが思い浮かべるでしょう。今では言わずと知れた存在になっていますが、ここまで来るには人並みならぬ努力がありました。

富良野のラベンダー畑、ファーム富田

ラベンダーを有名にしたのが「ファーム富田」です。昭和33年にラベンダーの植栽を始めて、香水を作ることを考えましたが、初めに植えた10アール(=1,000平方メートル)ものラベンダー栽培は、苦難の連続だったといいます。ようやく香水作りに成功するも、合成香料の流行によって、ラベンダーオイルの売上も途絶えてしまったのです。窮地に陥った時期もありましたが、斜面を彩るラベンダーの美しさが国鉄(現JR)のカレンダーで紹介されてから注目されるようになりました。

電車のカレンダーとラベンダー畑

ラベンダーの栽培は難しく、日の光を十分に浴びないと伸びていきません。土作りや刈り込みも重要です。過湿に弱く、風通しの良い広い土地も必要です。しかし、富良野は気候や土地に恵まれて、良質なラベンダーを育てる環境に向いていました。ラベンダーが有名になるキッカケとなったのが、トラディショナルラベンダー畑です。畑の上まで登ると、丘一面に広がるラベンダーの向こうに、富良野盆地の田園風景や十勝岳連峰が望める絶景が待っており、すばらしい風景にため息が漏れます。

丘一面に広がるトラディショナルラベンダー

紫一色に染まる畑、様々な花との競演が美しいコントラストを生む畑と、印象に残る見どころが満載です。発祥の地だけに今でも根強い人気があり、国内外から多くの観光客が訪れていました。

花とラベンダー

花とラベンダー

富良野の町の宿泊施設、ハイランドふらの

富良野の町の北西5kmの距離にラベンダーの森があり、その中に宿泊施設「ハイランドふらの」があります。富良野では数少ない温泉を備えたレジャー施設で、そのハイランドふらのの前の庭に広がるのが「ラベンダーのうみ」です。この「ラベンダーのうみ」は3ヘクタール程度のラベンダー畑で、まるでラベンダーの漂う海のように見える事から、「ラベンダーのうみ」と呼ばれています。温泉の露天風呂からは、紫のカーペットが広がり、癒しの入浴タイムを楽しむことができます。

ラベンダーを中心に、数々のイベント等で話題を呼んでいるのが「彩香の里」です。メディアからも注目を浴び、映画「60歳のラブレター」などのロケ地やCMにも使われています。また、期間限定のラベンダーウェディングも開催されています。2017年には、メイクアップルームが新設され、ラベンダー畑でのウエディング撮影が可能になっています。

訪れた日も、今年の秋にご結婚されるお二人が、輝く白の衣装とラベンダーの紫の素敵なコントラストで、富良野の夏の風景に溶け込んでいました。

撮影・文 / Shimazaki


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