大阪ローカル穴場メシ情報[18] まさか路地裏にこんな名店が!? 宮城県松島の名店「松吟庵」の十割蕎麦を東三国で食す!


まさか路地裏にこんな名店が!? 宮城県松島の名店「松吟庵」の十割蕎麦を東三国で食す!
東三国駅から東方向に徒歩数分。

入り組んだ路地裏で、宮城県松島の名店「松吟庵」と出会った。

「長屋を改装したんですね。
なるべく元の雰囲気は残そうと気づかったそうです」(店長)

暖簾をくぐると、立派な欄間彫刻が左右から視界に飛び込んできた。


改修したばかりの内観はモダンであり、旧家を感じる佇まいは現代アートのよう。

特に、ワイワイガヤガヤなお店が多い東三国において、特別な空間やで。

十割蕎麦を食す前に、酒のアテを先に2品……。

「ばくらい(ほやの塩辛とこのわた)」(680円)と、「焼牡蠣(大)」(2個・650円)を注文。


「ばくらい」は特に日本酒との相性がいい。

宮城の特別純米「蒼天伝」(450円)や長野の純米酒「九郎右衛門」(450円)などもあって、全国各地の銘酒が飲める。

もう1品の「焼牡蠣(大)」は、蒸した牡蠣をバーナーで焼く。


蒸すことで牡蠣本来の旨みが凝縮されて、焼きで香りが増す。


中まで火が通っているので焼き牡蠣の食感とはまったく異なる。

「牡蠣を沢山食べると、この食べ方が一番美味しいと気づく」(常連客)
という逸品だ。

シメは、もちろん「ざるそば」(700円)。


語るに及ばず。

風味に、のどごし、どれを取っても唸る旨さだ。

うどん文化の大阪において、蕎麦を食す機会はホンマに少ない。


シンプルな「かけそば」(680円)で十分。

それだけ蕎麦の味が際立っているという意味だ。

伝統的な十割蕎麦を、ぜひ地元の大阪の人たちにも体感してもらいたい!


松吟庵 東三国店
[住所]大阪市淀川区東三国1-33-21
[TEL]06-6335-7486
[営業時間]17:30~24:00
(蕎麦が売切れ次第終了)
[定休日]日曜・祝日

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。


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