中ロの宇宙開発に危機感=米、軍事的優位喪失も

 【ワシントン時事】ペンス米副大統領は9日、「宇宙軍」を2020年までに創設する方針を表明した。米政府が宇宙軍創設を急ぐ背景には、中国、ロシア両国の急速な宇宙開発に対する危機感がある。情報収集から陸海空における部隊連携、精密誘導爆撃、ミサイル防衛に至るまで、米軍の活動の多くは衛星などの宇宙資産に依存している。中ロが開発を進める衛星攻撃兵器などでこうした資産が無力化・破壊されれば、米国が誇る軍事的優位が失われるからだ。
 「将来起こり得る戦争は、必ず宇宙空間を巻き込むと想定すべきだ」。ウィルソン空軍長官は6月、米議会でこう強調した。
 米空軍は現在、全地球測位システム(GPS)衛星31機を保有している。だが、これらの衛星は攻撃を受けることを前提に造られておらず、レーザー・ミサイル攻撃に対して容易に破壊されたり、妨害電波で無力化されたりする恐れがある。 
〔写真説明〕2020年までに米宇宙軍を創設する構想を発表するペンス米副大統領=9日、国防総省(AFP時事)


externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)