佐々木希さんがCMキャラクターの最新家電にも使われる!三重県の伝統工芸品『萬古焼』

日本には古くから多くの焼き物、陶磁器が存在しています。焼き物は日常生活だけでなく、もはや日本の伝統工芸品として根付いていますね。

陶磁器は陶器と磁器に分かれ、陶器は陶土と呼ばれる土が原料、磁器は石英や長石などの石が原料です。ひとえに焼き物といっても焼き方や温度によって千差万別といっていいほどの違いが出ます。全国各地に様々な陶磁器の産地が点在しており、それぞれの産地に特徴が出るのです。

滋賀県甲賀市信楽町の信楽焼、岡山県備前市伊部の備前焼など、全国的に有名な焼き物がありますが、三重県四日市の伝統工芸として生産される萬古焼(ばんこやき)もそのひとつ。

「永久に変わらない」という意味の萬古不易の印を押したのが萬古焼の名前のいわれとされており、作品が永遠に残っていくことに願いを込めた萬古焼は、陶器と磁器両方の性質を併せ持つ半磁器。その始祖は江戸時代の陶芸家・沼波弄山です。

現在の三重県朝日町に窯を開いた沼波弄山は、茶の趣味が高じて、自分で茶器を焼き始めたといいます。弄山の死後、一時は途絶えた萬古焼でしたが、江戸時代後期になって再び焼かれるようになりました。現在では、四日市市と菰野町を中心に100社以上の窯元が存在しています。

耐熱性が高く耐久性に優れる萬古焼は土鍋に多く使われ、国内産土鍋のシェアの80%を占めるそうです。萬古焼の土鍋は耐熱性に優れ、高度の耐久性に優れます。戸時代からの長い歴史を持つ萬古焼は、その性質から、最新の家電にも使われています。佐々木希さんがCMキャラクターを務めるタイガー魔法瓶、その土鍋圧力IH炊飯ジャーの内釜に萬古焼が使われているのです。

また、今年2018年は沼波弄山の生誕300年を数え、多くのイベントが開かれています。長い歴史と、最新のテクノロジーにも使われる萬古焼、三重県のみならず日本が誇る伝統工芸として、その名が持つ意味のように永く受け継がれていってほしいものです。

 

【筆者プロフィール】
1987年生まれ。三重県出身、25年間三重県で過ごした後、現在は東京在住のライター。上京した際に、豊富な観光資源をもつ三重県が知名度が低いことにショックを受ける。三重県の魅力を日々発信するべく、三重県の情報メディアを運営中。
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