ハングリーな虎がスコットランドの地に戻ってきた!タイガー・ウッズ逆転へ

<全英オープン 3日目◇21日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

3年ぶりの「全英オープン」出場となるタイガー・ウッズ(米国)は、ショットがキレ、パットがさえた。全盛期を想起させる鮮やかなゴルフは、カーヌスティを訪れたたくさんのギャラリーを沸かせ、見ているものの心を熱くさせた。

決勝ラウンドのウッズのプレーは、まるで12年前へタイムスリップしたかのように感じさせた。強い日が差し、砂ぼこりのあるコースでの自信に満ちあふれるパフォーマンス。ホイレークで見せた圧巻のパフォーマンスのリプレーを見ている錯覚を起こさせた。

3日目終了後、記者の「もし優勝したら」という質問をさえぎり、こういった。

「まだそこまでたどり着いていない。もちろん質問の意味は分かるが、まずそこにたどり着くまで待ってくれ。優勝したら、またその質問をして欲しい」

とはいえ、スコアを5つ伸ばして優勝争いに名乗りを上げたウッズの視界にも、4度目の全英制覇、そしてメジャー15勝が見え始めているのは確かだ。それは次の言葉からも容易に分かる。

「スタート前からスコアが出しやすいだろうと感じていた。上位の選手が10アンダーまで伸ばしたりすることもあるだろうから、あまり離されたくないと思っていた。5アンダーなら射程圏」

最終日は強風が予報され、6位タイにつけるウッズの上をいくライバルたちがスコアを落とす可能性も十分にある。

ティオフ時点ではトップに6打差をつけられた29位タイからスタート。しかしこの日は、今年のはじめにフィールドに戻ってきて以来、最高のゴルフを展開した。

「きょうは本当にいいゴルフができた」と元世界ランク1位は振り返った。

「ショットが良く、18番まではスイングが悪いと感じることがなかった。ボールコントロールはさえていたし、加えて、きょうはロングパットを沈めることができたのが大きかった」

その結果、42歳のベテランは「ムービングデー」に抜群の集中力を発揮して、激しく躍動した。

「過去数年でいろいろなことが起こり、またこの位置に戻ってこられるかは、自分でも正直分からなかった。それが、優勝の目を残してメジャー最終日を迎える。楽しい一日になるだろう。きょうと同じようなコンディションなら、6〜8アンダー必要になるはずだ」

4番、6番、9番でバーディを奪取して、フロントナインを「33」で終えた。特に9番では、うねるグリーンを完璧に制して、ロングパットを沈めて見せた。さらに後半も14番までの5ホールで3つのバーディを奪い、この時点で首位タイに並んだ。「タイガーチャージ」を目の当たりにしたギャラリーは興奮し、「ゴー、タイガー!」の声援がコース上の至るところで飛び交った。

さらに運もウッズを後押しした。18番ではティショットを大きく曲げてバリー・バーンに打ち込んだが、跳ね返って深いラフに入っている。そこからレイアップした後、極上のアプローチショットを放つ。ピン横30センチにボールが落ちた瞬間、グランドスタンドのギャラリーは大歓声に沸いた。

充実のラウンドを終えたウッズは「可能性はある」と断言した。勝利に飢えた虎は、4度目のクラレット・ジャグという究極の獲物を狙っている。

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