ビッグバンを再現!?次世代・最新鋭の加速器!ILC推進国際シンポジウム「ILCが開く科学の未来」を東京で開催

(画像はIRCイメージ シンポジウムHPより)

平成30年8月5日(日)14時から、東京・お茶の水女子大学において、ILC推進国際シンポジウム「ILCが開く科学の未来」が開催されます。このシンポジウムではノーベル物理学賞受賞者を招き、「ノーベル賞受賞者に聞くILCが開く科学の未来」と題して講演を予定しています。

国際リニアコライダー(ILC)は、従来の加速器を性能的に大きく凌駕する、全長約20kmの次世代・最新鋭の加速器です。ビッグバン直後の素粒子の反応を再現し、宇宙の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ります。人類の自然理解を新しい時代に導き、「宇宙の常識」を様変わりさせる可能性を持つ大型科学実験計画です。

岩手県によると、ILCの誘致が実現すれば、世界中からILCを建設する加速器の研究者、各種技術者らが東北に集まってくることが期待され、さらに研究が始まれば、3000人近い研究者とその家族が暮らすようになり、多文化が共生する国際都市が東北につくられことになるということです。私たちの身近なところに国際的な「知の拠点」が形成され、最先端の研究が見られることは、子どもたちの知的好奇心を刺激し、夢を与えることにもなります。

また、震災からの真の復興のためには、震災前の状態に戻すだけではなく、東北、そして日本復興の象徴となる取り組みが求められます。世界最先端の素粒子研究施設であるILCは、北上山地が有力な候補地になっており、これを核とした、国内外の研究者が居住する国際学術研究都市の形成と、関連産業の集積などを図ることが、真の復興につなげるという狙いがあります。

このようなことから、岩手県では、東北の産・学・官と連携し、ILCの東北誘致に意欲的に取り組んでいるということです。

【過去記事】岩手県が岩手ILC連携室オープンラボを開設!(記事へリンクします)

シンポジウムは入場無料・先着順で1,000人まで。ノーベル賞を受賞したジェルトン・グラショウ博士とバリー・バリッシュ博士の貴重なお話を聞く機会です。また、日本人ノーベル賞受賞者の小柴昌俊博士と大隈良典博士も映像で出演します。この機会に「ILCが開く科学の未来」について考えてみませんか?


【シンポジウム詳細】
◆主催
高エネルギー加速器研究機構、お茶の水女子大学、多摩六都科学館 他
◆日時
平成30年8月5日(日)14時から17時
◆会場
お茶の水女子大学徽音堂(東京都文京区大塚2-1-1)
◆内容
ノーベル賞受賞者に聞く「ILCが開く科学の未来」
◆出演
登壇者 シェルドン・グラショウ博士(1979年物理学賞)
登壇者 バリー・バリッシュ博士(2017年物理学賞)
映像出演 小柴昌俊博士(2002年物理学賞)
映像出演 大隅良典博士(2016年生理学・医学賞)


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シンポジウム詳細Webサイト http://ilc-symposium.jp/
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