
長崎県佐世保市にて、カラフルで華やかなバラまつりから一転、寒色系が多く趣のあるあじさいがパーク中に広がり、ヨーロッパ調の建物や雰囲気のハウステンボスを不思議なミスマッチな世界で包む「あじさい祭り」(6月1日~7月2日)が今年も開催されました。
梅雨のジメジメを吹き飛ばしてくれるような爽やかなあじさい祭に多くの人が訪れていました。今年のあじさいの種類は、なんと日本最多の1250品種と圧巻です。改めて、あじさいの種類がこれほど多いのかと驚愕です。
園内に入り散策すると、あちらこちらで様々な色のあじさいが花開いています。普段見かけるあじさいもその美しさに目を奪われますが、これだけの種類のあじさいを楽しみ尽くせるのはやはり「ハウステンボスあじさい祭り」ならではです。パークに入った瞬間から見たことない形のあじさいに驚き、美しすぎる自然の花びらの色に感動します。珍しい色彩の品種から、お茶の原料になる品種まで、個性豊かなあじさいの数々を鑑賞出来きます。
アムステルダム広場は、「音楽とあじさいの広場」となり、花の音楽祭と銘打ってあじさいを眺めながら、素敵な音楽を聴くことができます。
宮殿のようなパレスハウステンボス前まで足を運ぶと、自然豊かな全長800mの散策路「あじさいロード」広がります。道が見えないほどのあじさいに囲まれた遊歩道で、日本最多品種のあじさいロードを散策できます。
パレスハウステンボス内の青やピンクのカラフルなあじさいで飾った「あじさいの壁」は今回から新たに登場する新スポットとなります。高さ約2m・全長約10mの巨大な壁と部屋全体を覆い尽くすあじさいの光景は華麗です。
そのほか、水の中でライトアップされたあじさいが光輝く「あじさいのハーバリウム」や、700個のあじさいが宮殿の部屋に浮かぶ「ふわふわボール」など、雨でも室内でゆったりと楽しめるスポットが用意されていました。
また、夜になれば幻想的にライトアップされたナイトガーデンが出現。光の宮殿や並木道の樹木イルミネーションとともに、昼とは異なるロマンチックな表情に変身します。マイナスイオンたっぷりの空間で、日頃のストレスから解放される素敵な時間を過ごすことができるでしょう。
撮影・文 / Shimazaki