
都内のアンテナショップのご当地食材食べ比べ企画。東京・銀座にあるアンテナショップ「広島ブランドショップTAU」より、レモン味の食材をチョイスして紹介していきます。
今回食べるのは、有限会社みしまや(瀬戸田町沢)が発売する「れもんケーキ」です。さらに、はっさく屋(尾道市)が発売する「はっさく大福」も一緒に購入しました。レモンと同じ柑橘類のはっさくを使った大福とのことで、レモンケーキとともに食べてみたいと思います。
レモン生産量一位の広島では、複数の菓子店で様々なレモンケーキが販売されていますが、明治42年創業の老舗である有限会社みしまやの「れもんケーキ」は日本一の生産高である瀬戸田産レモンを使用した、30年以上も前から愛されてきた商品です。
もう一方の「はっさく大福」は尾道市因島にあるはっさく屋の看板商品で、因島発祥の八朔(はっさく)の実を白餡とみかん餅で包んだ大福です。みかん餅とは、もち米をみかんの皮と一緒に蒸して作られているそうです。
それではまず、レモンケーキからいただきます。表面は裏までたっぷりレモン味のチョコレートでコーティングされています。中のケーキはしっとりした食感で甘さも酸味も繊細な、上品なお味です。レモンケーキと言われて想像する、期待を裏切らない味です。レモンケーキを食べたことがない人にもわかり易く言うと、酸味と甘みのバランスが、レモンがきいたチーズケーキと白あんの和菓子の中間といったかんじでしょうか。
続いて「はっさく大福」です。人の手でひとつずつ皮を剥いた八朔の実を二・三房、白あんで包んでいるそうで、整っていないいびつな形から、手作りのこだわりと優しさが伝わってきます。それでは、いただきます。その名の通り、イチゴ大福のはっさく版です。柔らかい餅に包まれた白あんの中に入った果肉はプリっとジューシー。はっさくが想像以上に新鮮で驚きました。はっさくの酸味と白餡の甘味が絶妙なバランスで、ほのかな苦みが、大人の味に仕上げています。
【TheNews独自調査】
「れもんケーキ」
レモン:★★☆
酸 味:★★☆
食 感:★★★
「はっさく大福」
果実感:★★★
酸 味:★☆☆
食 感:★★★
【今回の商品】
「れもんケーキ」162円(税込)発売元:有限会社みしまや(尾道市)
「はっさく大福」195円(税込)発売元:はっさく屋(尾道市)