ガー科魚類の飼育が禁止

平成30年4月1日よりガー科(Lepisosteidae)に分類される魚類全てが特定外来生物に指定されます。特定外来生物に指定されると、飼育、販売、譲渡、野外への移植、生息地外への移動などが禁止されます。アリゲーターガーに代表されるガー科魚類は肉食魚でわが国で繁殖すると侵入地の生態系を大きく破壊する懸念があります。販売時はサイズが小さいことが多いですが、成長すると1m以上にもなり飼いきれなくなって池などに遺棄されてしまう事例が相次いでいます。これまでにも、名古屋城のお堀など各地で発見されています。近年の温暖化によりわが国でも越冬が可能になってきている可能性もあり、このまま放置すると自然下で繁殖してしまう恐れもあります。

今回のガー科魚類の特定外来生物への指定により、アリゲーターガー等は原則飼育することができなくなります。ただし、指定以前から飼育しているものに関しては環境省から許可を受けることで飼育することが認められています。環境省WEBサイトでは申請書類の様式などを公開していますので、現在飼育中の方は平成30年9月30日までに飼養等施設の住所を管轄している地方環境事務所に届け出る必要があります。

許可を受けずに飼育を続けた場合や野外へ放流した場合は、外来生物法の規定によって処罰されます。罰則として懲役刑や罰金刑が科されます。

今回はガー科魚類が指定されましたが、野外に散逸することで国内の生態系に悪影響を及ぼす恐れのある生物は無数にあります。一度定着すると元に戻すために非常に多くの時間と労力とお金を必要とします。その様な事態の発生を防ぐためには、今後、更なる特定外来生物の指定やペット産業、水産業のあり方を議論する必要があります。

[写:Kevin Krejci@fliker]


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