高騰した水産物の暴落が始まった

アベノミクスによる円安と、水産物の輸出拡大、欧米の魚の食の増大などの要因で、高騰し続けた水産物が暴落し始めました。

暴落のきっかけとなったのは2017年度の年末商戦でした。高騰をし続けたエビ類、サーモン類、ホタテ類、カニ類がさっぱり売れず、在庫が減らなかったためです。年明け後2月辺りから暴落の兆しが見えはじめ、ホタテ類が下がり始めました。ボイルホタテに至っては、2018年の生育状態が良い事から、年末相場の半額近くまで下がりました。エビ類はブラックタイガーを中心に1割から2割下がりました。サーモン類もトラウト、アトラン、ギンサケという養殖物が1割から3割下がりました。

しかし、現在の水産物の最大の販売地点である量販店が、高騰し続けたことにより、定番カットや特売カットしていたため、安くなったからといっても、すぐには販売につなげないため、国内在庫はあまり減っていないのが現状です。量販店側は、相場の変化が激しい為、しばらく様子見にはいっている状態です。暴落は3月決算が終わると収束するという見方がありますが、春から、初夏の新物搬入時期を控えていることから、まだまだ続く可能性もあります。


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