富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が解禁

富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が3月1日に解禁になりました。富山県内でホタルイカの水揚げ量が最も多い滑川市の滑川漁港では、解禁日の3月1日午前4時頃、沖合2キロメートルあたりに仕掛けられた定置網に滑川春網定置漁業組合所属の6隻の漁船が到着し、およそ6キログラムの新鮮なホタルイカが初水揚げされ、去年より3割ほど高い1万5500円/1キログラムで取引されました。

初水揚げの量としては過去10年間でもっと少なくなりましたが、市場からは強風が吹く悪天候の影響もあり、天候が回復すれば水揚げ量も増えると思うので今後に期待したいとの声が聞かれました。

富山県ほたるいか協会では、平成30年の総漁獲量は平成20年から平成29年の平均漁獲量の1855トンを下回る1100トンから1200トン程度と予測しています。

漁獲量減少の理由として、気象庁が発表した平成30年3月から5月の北陸地方の平均気温が平年並みか高くなると予想され、気温が高く水温の上昇が早い年はホタルイカの漁期が短くなり出漁回数が減少する漁獲条件と、漁期前調査による採取個体数が平成4年から平成29年の平均16.1個に対して、平成30年は0個体と低位水準だった来遊条件の悪化から、平年を下回る漁獲量の予測となっています。
定置網のホタルイカ漁を観光船から見学する「ほたるいか海上観光」は、3月21日から5月6日まで行われます。世界的にも珍しいホタルイカの海上発光を間近で見学ができるまたとない機会で、今年は観光船を2隻に増船し、観光客の集客力向上を図っています。
すでに期間中の土曜日と日曜日、ゴールデンウィークの期間中は予約が埋まっている状況で、観光客による地域活性化が期待されます。

また、3月から5月の新月の日の前後2日間、ホタルイカが砂浜に打ち上げられる、ホタルイカの身投げと呼ばれる現象が富山湾各地の砂浜でみられます。身投げをしたホタルイカを見に来たり、すくったりする人が集まり、富山の春の訪れを感じさせる風物詩となっています。


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