ヒラメ等MEL認証取得 福島の水産業の復興への取り組み

東日本大震災から7年を迎えた今年、福島の水産業界では復興に向けた取り組みが続いています。津波による被害の他、東京電力福島第2原発の事故による海洋汚染への危機感から消費者が離れ、福島の水産業は大きなダメージを受けました。福島県の水産業者は福島の水産物の安全性を確保し、品質の高さと共にに広く消費者にアピールしてゆく努力を続けてきました。

今回は福島の6種類の水産物が、マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)の「生産段階認証」の認証審査に合格しました。認証されたのはヒラメ、マアナゴ、ヤナギムシガレイ、コウナゴ、ホッキガイ、アワビ、です。MELによるチェックを受けたこれ等の水産物は、確立された管理体制のもとで漁業が行われていることや、資源が持続的に利用される水準を満たしていること、生態系の保全に適切な措置がとられていること、等の要件について評価され、今回の認証につながりました。ヒラメ、ヤナギムシガレイ、マアナゴについては複数の漁法で認証に合格しています。福島県漁連では、これ等の水産物についてMELの「流通加工段階認証」の取得や、更に世界基準の「海のエコラベル MSC認証」の取得も目指すとしています。認められれば、販売や流通経路の拡大に貢献することが期待されます。

世界に向けた取り組みはエコラベル以外にも行われています。3月3日には外国人観光客の多い東京の築地場外の市場において、「福島県漁業の今と試食会」というイベントが開催されました。会場では、ヒラメ刺身、煮アナゴ、メヒカリのから揚げが、無料で振る舞われ、スタッフが福島県産の水産物の安全性と品質を広くアピールしました。2020年の東京オリンピックで提供される食材として福島の水産物が採用されることも狙いです。
県の水産物の知名度を高め、ブランドとして確立することで、一度は壊滅的な打撃を受けた業界は、新たな活路を見出だしつつあります。福島の水産業者達の取り組みは、これからも続きます。


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