
震災に負けない姿を発信し、復興への想いを強くする
岩手県は、復興の歩みを進める岩手の今を伝える「いわて復興新時代」のポスター及び動画を、首都圏などで公開しています。東日本大震災津波から7年となる3月11日を迎えるにあたり、復興の歩みを進める岩手の今を伝え続けることで、震災の記憶を風化させず、復興への継続的な支援につなげることを目的としています。
震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市の高台にあった盛(さかり)小学校の校庭には仮設住宅が立ち並び、2016年の撤去まで校庭を使うことができませんでした。まちが復興の歩みを進める中、盛小学校では震災から立ち上がる人たちに話を聞く復興教育に取り組んでいるそうです。全てを失いながらも再建した企業など、震災に負けない大人たちの姿は子どもたちにとって大切な人生勉強。そんな盛小学校の生徒が、真剣に学び、地域への想いを強くしている様子をポスターなどに表現した「大船渡市の小学校の復興教育」は公開している作品の一つです。
岩手県は、復興の歩みを伝えるポスター・動画の制作と公開を平成23年度から続けており、今年度は、大船渡市の小学校の復興教育のほか、陸前高田市で高田松原の再生を目指す団体、ラグビーのまち・釜石市をけん引するクラブチーム、平成28年台風第10号で再度被災した久慈市の秋まつりがテーマとして取り上げられています。
ポスターは、3月8日から21日まで、都営地下鉄全線で中吊り広告に掲載されます。また、デジタルサイネージとして、3月1日から1か月間、東京駅京葉通路のADビジョンで公開しているほか、3月5日から11日まで、東京駅丸の内南北口ドームで公開しています。また、動画は3月5日から11日まで、JR東海名古屋駅のマルチビジョンで公開しています。
なお、これまでに制作したポスター・動画は、ホームページ特設サイトとYouTubeでも閲覧が可能です。