日本だけではないシラスウナギの未曽有の不漁

テレビや新聞、ネットではいまだかつてないシラスウネギの不漁が伝えられています。漁獲量は例年の1%くらいの推移で、壊滅的な状況となっています。我が国においては黒潮の大蛇行が原因とか、回遊が遅れているとかの理由が挙げられていますが、実は中国や台湾でも100分の1位の漁獲量しかありません。御存じのとおりウナギの養殖は人工養殖ではありません。ウナギの稚魚のシラスウナギを獲って、養殖するのです。つまりシラスウナギの大不漁は、日本のウナギの食文化に大きな影響を与えます。

国産の不漁だけなら、輸入物でカバーできますが今回は中国も台湾も不漁です。最短で1年くらいで出荷できるわけですが、昨年の在庫は早くも争奪戦の様相を見せています。特に丑の日に大きな売り上げを上げる、大型量販店チェーンなどは、数の確保に急いでいます。その為早くも価格は2割ほどアップし暴騰しはじめ、量販店がメインで使用するサイズは品薄状態から品切れ状態になっています。この状態が続くと丑の日の前には在庫が枯渇し、2018年の丑の日は庶民の手が出ない価格になることも予想されます。

こんな状況下で、困惑を続けるのが取引の中間に位置する、仲卸業者や問屋筋です。量販店チェーンや飲食店チェーンから丑の日の必要数の確保を依頼されています。しかし、価格が高いうえ、チェーン店全店の数量確保となると数千万円の資金が必要になる場合もあります。絶対数が不足しているとはいえ、不況の状況下で大きなリスクを負う事は避けたい中間業者にとって頭の痛い状況が続いています。


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