AIを組み合わせた独自のドローン商品を開発、復興支援も

(写真は郡山市の圃場上の「いろは」)

東京都中央区日本橋にある株式会社スカイマティクスは、産業用ドローンとAI(人工知能)、IoT(モノをインターネット経由で通信させること)を組み合わせたリモートセンシングサービスを展開しています。人が立ち入れない圃場の中心でさえ葉っぱ一枚一枚の状態を確認できる葉色診断ドローン「いろは」や、10Lもの農薬を抱えて自動飛行し、圃場全体へ均等かつ丁寧に農薬散布を行うドローン「はかせ」など、独自のドローン商品を開発しています。

株式会社スカイマティクスは、これらのドローン商品の開発にあたり、静岡県牧之原市と連携しています。牧之原市の廃校を借りてドローンの実験をおこない、ドローン産業の立ち上げを牧之原市の地域活性化に役立てようと両者一丸となって取り組んでいます。地域の夏祭りでドローンを使った記念写真の撮影イベントを行なうなど、地域の方々とのコミュニケーションも大切にしているそうです。
   
ドローンは復興支援にも一役かっています。福島県における復興支援の一環として、ドローンを使った農業の自動化実験も行なっており、この取り組みにおける収穫物へのブランディングなども企画しているそうです。郡山市の生産農家や役所の人々が実際にドローンを飛ばして収集したデータを提供してもらうなど、連携して実験に取り組んでいるということです。

また、スカイマティクス社は、2017年12月18日に新商品「くみき」を発表しました。「くみき」はドローンで撮影した画像を3Dに処理して提供するサービスであり、どんなドローンでも使うことができます。ドローンを簡単に自動で飛ばすだけで3D計測ができるため、例えば災害レッドマップを作成する際に、実際にどの程度危ないのか、法面保護の必要があるのかなど、法面の角度を測る、体積を確認するなどの作業を簡単に行うことができます。


(写真:「くみき」による牧之原市旧片浜小学校建物の3Dデータ)

限られた予算で多数存在する危険区域を選定し、優先順位をつけて予算の中で工事をおこなうなど、災害対策マネジメントを簡単に行うことができるツールとしての活用が検討されています。また、課税対象となる造作物の判別などに対する応用や、地形を活用した施設の建設におけるコストの資産など、多方面から活用の可能性が検討される中、自治体においても導入の検討が進んでいるということです。

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