
東京都渋谷区で12月9日に開催された、18歳から29歳の若者が「2020年を契機に世界を驚かすSHIBUYA」の提案を発表する『渋谷民100人未来共創プロジェクト』本編、前回は「暗い緑道」を「パフォーマンスロード」へと変えていく初台のプロジェクトを紹介しました。今回は、「Trash shooter challenge 」を発表した、チーム「シブラバ」です。
「シブラバ」は参加チーム中で唯一、ゴミに焦点を当てたチームです。提案内容は、深刻化する渋谷区のゴミのポイ捨てを新しい切り口で改善していこうというものです。その内容はゴミのポイ捨てを「ゴミは楽しくゴミ箱へ」をコンセプトに、ゴミを投げ捨てる行為をスポーツ化することで、より多くの人に関心を持ってもらい、オリンピックを契機に、世界に発信していく、というとてもユニークな発想でした。ゴミ捨てをスポーツ競技とすることで、「ゴミをゴミ箱へ捨てる」当たり前の行為だけども、残念ながら現在できていないことを、意識してもらうのも狙いということです。
競技は、基本的にペットボトルを使用することになっています。現実的に考えると、ゴミはペットボトルだけではなく、生ゴミや紙くずなど、様々な種類があるので、課題はあると思いましたが、ゴミに注目した点はとても面白く感じました。このような発想は、若い人ならではなのではないでしょうか。
「シブラバ」は今回「渋谷民賞」を取りました。この賞は、プロジェクトメンバーが投票で選定するもので、18歳から29歳の若者が選んだということになります。若者の、”楽しみながら”と言う姿勢には、学ぶことがたくさんあるのではないでしょうか、楽しむ事こそ、活動を持続可能なもにする秘訣だと思います。
「渋谷区長賞」、「渋谷区民賞」と、ご紹介しましたが、次回は、オーディエンスが選んだ賞などを紹介いたします。