住民が不安な「暗い」道を「熱い」場所へ『渋谷民100人未来共創プロジェクト』

東京都渋谷区で12月9日、『渋谷民100人未来共創プロジェクト』本編の受賞式が開催されました。このプロジェクトは、今年5月から渋谷区と三菱総合研究所が推進するレガシー共創協議会が行ってきたものです。

18歳から29歳の若者が「2020年を契機に世界を驚かすSHIBUYA」の提案をグループ毎に半年間のワークショップ等の活動を通じて作り上げ、提案されたアイデアについては今後具現化に向けた検討がなされることとなります。当日は、事前に全22チームから選ばれた9グループが発表し、渋谷区や協力企業とコラボレーションが生まれる場所となっていました。

各グループはどれも大変興味深いプレゼンテーションでしたが、その中からいくつかを取り上げ、紹介します。

一つ目は「初台緑道プロジェクト」を発表した、チーム「あの日見た初台の景色を僕達はまだ知らない。」(以下、「あの初」)です。ほとんどのチームの発表が、規定の5分以内に終わらない中、「あの初」のプレゼンテーションは、時間通りにきっちり収まっていました。メンバーの人数も多く社会人も含まれていたせいか、内容も分かりやすく、最も現実的でな提案でした。提案は、緑道など都心・渋谷区にありながら夜は住民も心配するほど暗いエリア・初台を、「もの」と「こと」の両面から、地域住民の意見を活かし、渋谷区で最も「熱い」地区にするという提案です。

緑道で、イベントを開催したり、アーティストが表現活動をする場所を提供したりするなど、
「緑道から未来へ」、「暗い」イメージから、「パフォーマンスロード」へと変えていく取り組みです。今回、見事「渋谷区長賞」を授与し、実際にプロジェクトが動き始めることとなりました。新しい街に変わる初台が楽しみです。

今回は、「渋谷区長賞」を紹介しましたが、次回は、「渋谷区民賞」に選ばれた提案を紹介します。

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