
岡山と聞いて思い浮かべるのは、桃太郎ではないでしょうか。岡山県にはいくつか桃太郎にまつわるスポットがあります。そして岡山は桃太郎にとって欠かせない桃の名産地です。桃と言っても岡山の場合は白桃で透き通るような白さで、口に入れるととろけるような食感が特徴です。関東では桃は赤が主流だそうですが、白桃は白い状態で熟れています。関東の方がお土産に白桃を買って帰って食べるタイミングを見計らっているうちに腐ってしまった、という話をよく聞きます。白桃にも多くの種類があります。清水白桃は7月下旬~8月中旬にできる香り高く桃の女王と呼ばれています。岡山を代表する桃です。岡山の桃を愛する想いからか品種改良が盛んに行われています。岡山でしかまだ栽培されていない岡山夢白桃は最近できたものですし、冬にも桃を食べられるように冬桃の岡山冬桃がたりという品種も誕生しました。
岡山は桃だけでなく、ぶどうの栽培も盛んに行われています。種なしのニューピオーネは大粒なのが特徴です。マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種は全国1位の生産量を誇っています。この品種は昔からあるもので、クレオパトラが食したと伝えられています。豊潤な上品な香りが特徴です。このマスカット・オブ・アレキサンドリアを使ったマスカットワインをふなおワイナリーと言う会社が作っています。お土産におすすめです。他にも皮ごと食べられるシャインマスカットや瀬戸ジャイアンなど多くのぶどうが栽培されています。
この桃とぶどうをPRするために岡山県倉敷市では「倉敷アフタヌーンティー」というスイーツイベントを夏に開催しています。生の旬の桃かぶどうをアフタヌーンティーに必ず盛るという条件で提供されます。年々参加店が増えています。桃は特に傷みやすいのでお土産で買って帰ることを除くと、生の桃を食べられるのは大変貴重です。夏に岡山で特産の桃やぶどうが盛られたアフタヌーンティーを堪能するのはいかがでしょうか。