年末のカニ商戦に南米カニを投入するも苦戦をしいられた現実

2017年度年末商戦の最大の売り上げ商品であるカニが苦戦をしたまま終わりました。2017年は本タラバガニ、ズワイガニの高騰に加え、補助的なカニの紅ズワイガニまで品薄、高騰となり、販売以前から今年は厳しい予想が立てられていました。そんな中一部輸入インポーターや商社は少しでも価格が安く、売りやすく買いやすいカニを開拓し、そして輸入し荷受会社や中間問屋、さらには量販店を含めた小売店にアピールをしました。本タラバガニに似ているミナミタラバガニやミルキークラブなど南米のカニ類です。

価格帯は本タラバガニの半額以下で絶対売れると見込んで輸入しましたが、荷受、問屋とも高くても本タラバガニを売ると言って仕入れを拒みました。実は数年前、本タラバガニの高騰により、価格の安いアブラガニを拡販したことがありました。アブラガニと言えば、過去には本タラバガニに対しアブラタラバガニとして販売されていたカニです。味も見た目もそっくりで足だけにしてしまえば、普通の人では見分けがつかないほどです。しかし見事に外れ売れ残った在庫を大量に抱えることになりました。今の時代は商品名は正確に表記しないと罰せられます。昔の人は味は変わらないことは知っていても、今の人は知りません。店頭に並ぶ安いアブラガニより間違いのない本タラバガニを選んだわけです。

この二の舞を踏まないため、高くても本タラバガニに的を絞ったのです。本タラバガニは売れ数は減ったものの単価が上がった分、金額ベースでは前年に並ぶ位の売り上げでした。輸入したものの売れなかった南米のカニはネット通販などで拡販されています。年末だけの贅沢は本物を選ぶと言う証明なのではないでしょうか。


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