料理方法はいたって簡単 高知県のチャンバラ貝

高知県ではおせち料理にチャンバラ貝を入れる地区があります。チャンバラ貝は正式名マガキ貝で、宿毛地域ではキリアイとも呼ばれます。これは身の先に剣のようなとがった堅い部分がある為にサムライの剣の戦いをもじって『チャンバラ』とか『切り合い』と名付けられたものです。

数年前までには高知県西部に数多く居た貝で、高知市内の量販店にも普通に販売されて酒の肴や、おせちに料理に入れる家庭も多かったのですが、現在では宿毛周辺でも水揚げ量は減り、沖縄などから取り寄せているといいます。量販店で販売されているものは砂抜きが済んでいますが、水揚げされたばかりのものは海水で半日ほど活かせて砂を抜きます。水洗いした後、海水と同じくらいの4%前後の濃度の塩水を鍋にはり、水の状態から火をかけます。沸騰したら2~3分でザルなどに移し水を切ります。ここで最大の注意点は湯になった状態で貝を鍋に入れると、急激な高温で身が殻の奥に縮んでしまい身を取り出すのが困難になり、食べにくくなるので必ず水から茹でるのがコツです。

茹であがったチャンバラ貝は冷まして盛り付けます。食べ方は、剣のような硬い部分の付け根の身に『つまようじ』を薄い身に沿って刺します。そして殻を回すような気持ちで取り出すと綺麗に身が取れます。食べだしたら止まらなくなるほどの独特の食感と甘みがあり、沢山あってもあっという間になくなってしまいます。

数の減ったチャンバラ貝は今では高知市では魚料理中心の居酒屋でしか食べることが出来ない状態です。四万十市や宿毛市では量販店でも販売されていますが、乱獲がたたりおせち料理から消える日も近いと思われます。


externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)