68年の歴史で初の快挙!? 2026年ブルーリボン賞が決定 ローレル賞も“初”が!

造船大国・日本再生に必要なこと

鉄道友の会は、2026年のブルーリボン賞とローレル賞を発表しました。

「1両で運行する路面電車」のブルーリボン賞は史上初

 鉄道友の会は5月21日、2026年のブルーリボン賞とローレル賞を発表しました。

 第69回ブルーリボン賞には、「嵐電」こと京福電気鉄道が嵐山本線および北野線で運行する新型車両「モボ1形」が選ばれました。

 京都で唯一残る路面電車の新型車両であるモボ1形は、今回の会員投票で最多得票を獲得した車両です。吟味されたデザインコンセプトに加え、車外設備では薄型のガラス一体型LCD案内表示器による多言語案内を導入したほか、車内では座り心地を追求したバケットシートを採用するなど、完成度の高い車両である点が受賞理由とされています。

 また、JRグループや大手私鉄以外の事業者による受賞は今回が5例目で、関西以西に本社を置く中小事業者としては、1958年から68年の歴史のなかで初の受賞となります。さらに、車両前後に運転台を備え、1両で運行する路面電車車両としても史上初の受賞です。

 第66回ローレル賞には、東武鉄道「80000系」と、伊予鉄道「7000系」が選ばれました。

 80000系は、2025年に登場した東武アーバンパークライン(野田線)向けの新型車両です。老朽車両の置き換えに加え、適正な列車本数を確保して沿線需要に対応するため、従来の6両編成を5両編成化。60000系の5両化でねん出した1両を一部編成に組み込み、有効活用しています。

 全車両に設けられたフリースペースなど利用者に配慮した車内設備のほか、省エネや保守支援を目的とした新技術の採用が高く評価されたといいます。

 伊予鉄道「7000系」は、郊外電車として67年ぶりに導入された完全新設計車両です。四国の民営鉄道事業者が受賞するのは、1961年のローレル賞制定以来、伊予鉄道が初となります。

 未来的な流線形フォルムと、オレンジ色のカラーリングによる愛媛らしさをコンセプトとしており、車内では各ドア上にデジタルサイネージを設置して中づり広告を廃止したほか、網棚を設けていない点も特徴。2026年度中には18両(6編成)の導入を予定しています。

 シンプルながら未来志向のデザインに加え、大手民鉄の最新車両と同等の機能を備えつつ、線区の状況や運行経験を反映した独自仕様が受賞とのことです。

 鉄道友の会では毎年、前年に営業運転を開始した新造・改造車両を対象に、選考委員会が選出した候補車両について会員投票を実施し、その結果をもとに優秀車両を選定・表彰しています。