スバルが開発に関わった機体。
フィリピン空軍に納入開始へ
フィリピン空軍は2026年5月20日、最新型ヘリコプター「SUBARU Bell 412EPX」を受領したと発表しました。
最初に納入された412EPXは2機で、5月19日にパサイ市で受領式典が実施されたとのことです。この2機は2月27日にフィリピンへ到着したもので、「追加多用途ヘリコプター取得計画(Additional Utility Helicopter Acquisition Project)」に基づく最初の納入分となります。
機体はフィリピン空軍第205戦術ヘリコプター航空団で運用され、最終的には計8機が導入される予定です。配備後は順次、旧式のUH-1多用途ヘリコプターを置き換える見込みです。主な任務としては、国内治安作戦における兵員輸送、災害派遣、医療搬送、補給支援などが想定されています。
フィリピン空軍のアーサー・M・コルドゥラ司令官は、「これらの航空機は部隊を任務地域へ輸送し、災害時には地域社会へ救援を届け、必要とされるあらゆる場所へ空軍の活動範囲を広げるだろう」とコメントしています。
412EPXは、アメリカのヘリコプター製造企業ベルと日本のスバルが共同開発した機体で、世界的ベストセラー中型双発ヘリコプター「ベル412」シリーズの最新型です。日本では海上保安庁や警察庁のほか、陸上自衛隊向けとして、共通プラットフォームに陸自仕様を盛り込んだUH-2も運用されています。
グローバル販売はベルが担当していますが、412シリーズは長年にわたりベルとスバルによる国際分業生産体制が採られており、ベル主導で最終組立される機体にも、機体構造部や配線などでスバル製造の部品が使用されているとみられます。