【モデルプレス=2026/05/24】フランス・カンヌで開催されている第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の授賞式が、現地時間5月23日より行われ、濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』(6月19日公開)主演のヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒が最優秀女優賞に輝いた。 【写真】千鳥・大悟、綾瀬はるかをエスコート ◆「急に具合が悪くなる」ヴィルジニー・エフィラ&岡本多緒が最優秀女優賞 2026年は、コンペティション部門に日本映画が3作品(他2作品は是枝裕和監督『箱の中の羊』、深田浩司監督『ナギダイアリー』)同時に出品を果たすという、25年振りの快挙を成し遂げており、映画祭の開催前から話題となっていた。 ワールドプレミアとなった公式上映後には「見事!圧倒的な奇跡。(Variety)」「深く心を揺さぶる傑作。(The Hollywood Reporter)」「優しさと好奇心を讃える優雅な賛歌。強烈に胸を打つ。ヴィルジニー・エフィラと岡本多緒の演技が見事だ。(Screen Daily)」「濱口竜介作品の最高到達点。映画史において、ここまで徹底的に「希望を信じさせる作品が他にあっただろうか。 (IndieWire)」など海外メディアの絶賛レビューが相次ぎ、各国批評家たちの熱い視線が注がれていた。 ◆岡本多緒、日本人初の快挙 この度受賞した最優秀女優賞は、コンペティション部門に出品された全22作のうち、もっとも優れた女優に贈られる賞で、本作主演のエフィラと岡本がW受賞を果たした。日本人での同賞受賞は史上初の快挙となる。 今回の受賞を受け、エフィラは「一生忘れられない、いや、永遠に心に刻まれる人生経験」、岡本は「夢さえも超えています」と抱き合い、ときに言葉を詰まらせながらも喜びの声を語った。(modelpress編集部) ◆ヴィルジニー・エフィラ コメント 審査員の皆様、ティエリー・フレモーさん、ありがとうございます。そして、感謝と敬意、そして愛をすべて、濱口竜介さんに捧げます。映画の終わりに、私も涙を流したことを覚えています。私はこう言いました。「一瞬一瞬が喜びであり、光栄でした」と。この場所に立った多くの方々が、これが「チームの力」によるものだと語っていましたが、まさに私たち全員も同じです。ここにいらっしゃる音響技師のピエールさんをはじめ、撮影中、常に「撮影のあらゆる瞬間に、私たちはこれを体験してきた」と私に言い続けてくれたスタッフの方々のことを思い出します。おそらく、私が常に「一体感」を最も強く感じ、竜介が私たちに「冒険」をさせてくれた時間だったのかもしれません。いや、「冒険」という言葉では小さすぎます。一生忘れられない、いや、永遠に心に刻まれる人生経験でした。この作品が成功している点、私にとって並外れた勇気を感じるのは、相反する二つのことを同時に考えられるところです。つまり、状況がいかに絶望的でも、それを変えることを諦めないこと。濱口竜介監督は常にそこを見つめていました。彼は私たちの最高の部分を見つめてくれて、その部分がより一層存在感を増していくんです。本当にありがとうございます。 ◆岡本多緒コメント どうもありがとうございます。とても感動しています。皆さんが選んでくださったおかげで、私のような平凡な日本人女優が、今日こうしてここに立っていられます。私が今日ここにいるのは、本当に素晴らしい監督のおかげです。そして、監督の脚本、演出、そして支えがあったからこそです。そして、ヴィルジニーがすでにすべてを語ってくれましたが、私たち二人だけでなく、スタッフ全員、そして出演者全員に対する愛と敬意がありました。毎日、撮影現場でその愛を感じることができたのは素晴らしい経験であり、この道を歩み続ける勇気を与えてくれました。私たち二人を選んでくださったことに、心から感謝します。本当に信じられないことです。こんな映画はそう多くありません。私たちのように出会う二人の女性を描いた映画は、ほとんどないのです。まるで夢さえも超えています。本当にありがとうございます。私の期待をはるかに超えるものでした。心から感謝します。 【Not Sponsored 記事】