【ラスベガス時事】米大リーグの今季最優秀選手(MVP)が13日に発表され、ナ・リーグでドジャースの大谷翔平(31)が満票で選出された。3年連続4度目。4度の受賞は7度のバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)に続き、単独で歴代2位となった。
全米野球記者協会の記者30人が1~10位を連記する投票で、全員が大谷を1位として420点だった。最終候補に残った他の2人は、カイル・シュワーバー(フィリーズ)が260点で2位、フアン・ソト(メッツ)が231点で3位。レギュラーシーズンのみが選考対象で、投票はプレーオフ前に締め切られた。
大谷はア・リーグのエンゼルスに在籍した2021年と23年、ドジャースに移籍して打者に専念した24年に、いずれも満票で選出。3年連続は01~04年に4年連続で選ばれたボンズ以来で、2人目となった。
今季は打者として打率2割8分2厘、リーグ2位の55本塁打、102打点。主に1番打者を務め、146得点は両リーグトップで、OPS(出塁率と長打率を足した値)の1.014はリーグ1位だった。2季ぶりに投手に復帰し、14試合の先発で1勝1敗、防御率2.87。投打の二刀流で存在感を示した。
ア・リーグは打率3割3分1厘で首位打者になり、53本塁打、114打点をマークしたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が2年連続3度目の受賞。
〔写真説明〕ナ・リーグの今季最優秀選手(MVP)に選出されたドジャースの大谷翔平(左手前)と妻の真美子さん=13日(MLBネットワークより・時事)
〔写真説明〕マリナーズ戦の7回、55号ソロ本塁打を放つドジャースの大谷=9月28日、シアトル
〔写真説明〕パドレス戦で先発登板するドジャースの大谷=6月16日、ロサンゼルス

