「多国間協力」の重要性強調=声明採択、第2次トランプ政権下で初―G20財務相会議が閉幕

 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は18日、南アフリカ東部のダーバン近郊で2日間の日程を終えて閉幕した。会議では貿易摩擦などの世界経済を巡る課題に対処するため、「多国間協力の重要性」を訴える共同声明を採択した。他国に「関税戦争」を仕掛ける第2次トランプ米政権が誕生した今年1月以降、初めての財務相声明となる。
 G20財務相会議の声明採択は全会一致が原則で、同政権発足後は2回連続で採択できていなかったが、今回は議長国の南アの調整が奏功し、全会一致で採択された。
 加藤勝信財務相は閉幕後の記者会見で、声明について「世界経済のリスクにG20が結束して対処していく観点から意義がある」と評価した。 
〔写真説明〕17日、南アフリカ・ダーバン近郊で会議に臨む20カ国・地域(G20)の財務相ら(AFP時事)

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