身が淡白でクセのない魚 チカ

チカは東北以北に生息するキュウリウオの仲間です。サケ目という事もありチカにも脂鰭があります。ワカサギに似ていますが、背鰭の位置やウロコの数、体の透明感が少ないなどの点で区別する事ができます。チカは主に小型甲殻類を食べます。1歳で成熟し、4歳まで生きます。産卵期は3月から5月で産卵場は沿岸の砂浜が多いとされています。1年で10cm前後に成長し、なかには最大で20cmを超える個体もいます。

釣れる最盛期は秋から冬にかけてです。一般的にサビキで釣るのが一番適した釣り方と言えるでしょう。タックルはリール無しでも釣る事ができる場合もありますが、出来ればリール付きのの竿を用意しましょう。3.6mm以上の竿がいいと思います。仕掛けは市販品で問題ありません。スキンやハゲ皮などが付いた餌を付けなくても釣れる仕掛けがありますが、餌を付けないと著しく釣果は落ちるでしょう。餌にはアミを使いますが、スピード餌付け器というのが市販されており、手を汚さずに餌を付ける事ができます。寄せ餌はアミブロックを使うといいでしょう。

チカ釣りにテクニックは必要ありませんが、場所選びさえ間違えていなければ、誰でも釣る事ができます。ということは場所選びが最大の攻略法ですが、場所選びがわからない場合は、気軽に釣り人に聞きましょう。親切な人であれば丁寧に教えてくれるはずです。チカは港内を回遊しています。魚が1尾ハリ掛かりしても焦らずに他の魚の追い食いを待ちましょう。

身が淡白でクセのない魚なので、天ぷらやから揚げ、塩焼きがお勧めです。小さな個体はそのまま揚げてもいいんですが、大きな個体ですと小骨が気になるので、三枚おろしにしましょう。

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