病み付きになる食材 高知県カツオの酒盗

高知県といえばカツオのタタキですが、日本一の消費量を誇るだけあって、タタキ以外にもたくさんの料理があります。カツオの酒盗もその一つでカツオの内臓を使った塩辛製品です。カツオ1本から取れる内臓は約1%です。胃袋と腸を開いて水で良く洗い、小さく切り10%から20%の濃度の濃い塩水に3週間ほど漬け込み発酵させれば完成です。塩分が薄いと発酵せず腐敗するので、塩を多く入れれば問題ありません。塩分濃度はある一定以上まで上がると、塩が水に溶けないので入れ過ぎは問題ありません。最近はこれに味付けをするパターンもあります。

カツオの酒盗酒盗を食べると酒が進み、酒がなくなると盗んできてまで飲むということが酒盗の名前の由来と言われています。家庭で自作しようにも、カツオが大量に必要なため、製品を購入するのが無難です。高知県の地元メーカーの製品なら本来のシンプルで本物のカツオの酒盗が味わえます。県外メーカー製品は内臓以外の物や、別の味付けもして食べやすくしているものが多いです。

最近はカツオ酒盗に塩分が非常に多いことから、他の料理にも使われるようになりました。洋風料理によく会い、パスタ、ピザその他色々で、またチャーハンにも良く合います。魚の切り身などの上に酒盗を絡め焼き魚にしても美味しいです。

大量にカツオを消費する高知県民が考えた、カツオの内臓料理の酒盗はとっつきにくい味ですが、食べれば食べるほど止まらなく、病み付きになる食材です。

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