山火事死者31人、「過去最悪」=ワインや大麻産業に影響-米加州

 【シリコンバレー時事】米メディアは12日、西部カリフォルニア州の北部で広がった山火事による死者数が31人に達し、同州で起きた山火事としては「過去最悪」となったと報じた。約8000人が消火活動に当たっているが、鎮火の見通しは立っておらず、地場産業にも影響が広がっている。
 ロイター通信によると、世界的なワインの産地ナパバレーでは少なくとも13のワイナリーが被害を受けた。「エメラルド・トライアングル」と呼ばれる全米有数の大麻の生産地帯も大きな打撃を被った。生産者はカリフォルニア州で2018年初めに予定されている嗜好(しこう)用大麻の解禁に向けて準備を進めていたという。
 焼失面積は約7万7000ヘクタールと山手線内側の面積の約12倍に及び、約3500棟の建物が損壊した。ナパバレーから約100キロ南のサンフランシスコ国際空港では12日、煙による視界不良が原因で100便以上が発着を取りやめたほか、全体の4分の1に遅れが生じた。
 山火事は8日夜に発生。身元が判明した犠牲者の多くは70代以上で、夜間に火が燃え広がったため逃げ遅れたとみられる。これまでに2万5000人以上が避難したが、被害の大きいソノマ郡では依然400人以上と連絡が取れず、地元当局は安否の確認を急いでいる。 
〔写真説明〕12日、米カリフォルニア州カリストガで山火事の消火活動に当たる隊員(AFP=時事)


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