小布施の名物 「小布施栗」

8月のお盆を過ぎると、朝晩はすでに秋の気配が漂う、長野県上高井郡小布施町。北信濃有数の観光地である小布施町には、魅力的な名所や名物があります。

しかし、小布施町と聞いて有名なのは、やはり「栗」でしょう。小布施では、戦国時代後期にはすでに広大な栗林が存在したと考えられます。江戸時代初期には、信州松代藩の「御林守」という役職に就き、戒律を守りながら栗林を管理していたようです。小布施栗は、将軍家への献上が済まないうちは、管理者さえ食べることが許されず、「御留め栗(おとめくり)」と呼ばれていました。今では、誰でも気軽に口にできる小布施栗、その中でも代表的な栗菓子をご紹介します。

◆桜井甘精堂
濃厚な栗ペーストと、地元特産のオブセ牛乳をミックスした、栗の味がしっかりとしたソフトクリームです。さらに、さくさくのワッフルコーンとソフトクリームの間には、栗ペーストがたっぷり入っているので、栗好きにはたまりません。

◆竹風堂
栗かの子国産のはちみつに長時間漬け込んだ蜜栗と、人工着色料や食品添加物は使用せず、自然にこだわった栗100%の栗あんとを混ぜた逸品です。蜜栗も、栗あんも、素材の持ち味を生かした甘さが生きています。

◆小布施堂
朱雀期間限定・数量限定・本店限定、と限定の多い商品で、この店一番の人気商品です。栗餡に、栗ペーストがかけられたこの商品は、見た目こそモンブランですが、味はもっと滋味深いものとなっています。公式サイトにも、「栗そのままのをいただく栗の点心」とありますが、まさにこの表現通りの、趣深い味わいです。

[写:Yasuo Kida@flickr]

externallinkコメント一覧

小布施の名物 「小布施栗」 へのコメント 1件 』

  • 投稿者:匿名

    たったあれだけの土地で一年中供給出来る栗が生産されているとは思えませんけど、真相は如何に?

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