「吉祥寺からバス1本で行ける埼玉」どんなとこ? 終点にある“貴重な自然風景”とは

東京西郊の一大ターミナル吉祥寺。ここから埼玉県内まで1本で行けるバスが発着しています。終点まで乗っても、都内均一区間と同じ220円です。

吉祥寺駅北口からスタート

 JR中央線と京王井の頭線が交わる吉祥寺駅(東京都武蔵野市)は、地域における路線バスの一大ターミナルでもあります。ここからは、バス1本で埼玉県まで行くことができます。

 吉祥寺駅北口からは、北の西武線エリアへ向かうバスが数多く発着していますが、なかでも埼玉県内まで行くバス路線は2つ。西武バスの吉60系統「成増町」行きは、途中でわずかに埼玉県和光市を通り、終点は東京都板橋区です。対して、埼玉県内を終着とするのが、西武バス吉61-1系統「新座栄」行きです。今回はこちらに乗ってみます。

西武新宿線と西武池袋線を越え、さらに北へ

 吉祥寺駅北口からは吉祥寺通りを北上。ここまでは成増町行きも同ルートですが、青梅街道で分かれます。新座栄行きは左折、その後すぐに右折し、西武新宿線の武蔵関駅前を通過していきます。 やがて富士街道と交差し右折。車窓右側には保存された雑木林が現れるなど、住宅街にあって緑豊かな地域です。西武車庫を過ぎ、次の富士街道バス停で成増町行きと合流するものの、新座栄行きは左折して西武池袋線の大泉学園駅を目指します。 吉祥寺からの吉60成増町行きは、西武新宿線の上石神井駅、同池袋線の石神井公園駅を経由するのに対し、吉61-1新座栄行きはそのひと駅西側、武蔵関駅と大泉学園駅を経由すると捉えれば、覚えやすいかもしれません。 大泉学園駅から先は、北へ延びる大泉学園通りをひたすら北上します。ここは桜並木が見事な地域の目抜き通りで、鉄道駅から離れることもあり、かなり多くのバスが走ります。大泉学園通りは西武バスの路線図のなかでも「最も太い線」であらわされる区間のひとつです。 やがて大泉学園通りの桜並木が途切れます。この付近が、東京都練馬区と埼玉県新座市の境。右側に見えるスーパーマーケット「いなげや」前のバス停「都民農園セコニック」は、一部バスの終点ともなっていますが、ここは新座市内です。ちなみにセコニックは近くに本社を構えるカメラ機器メーカーの社名です。 新座栄行きはさらに進みます。

新座栄までもう少し!

 いなげやの先のT字路で新座栄行きは左折、そこから2つ目のバス停が終点の新座栄です。 周囲は住宅街ですが、車庫の奥には、裏手の黒目川に架かる吊り橋「市場坂橋」の主塔部分のみが見えます。この車庫があるのはいわば、崖の上。大泉学園一帯の台地の際まで来たことがわかります。 ここから黒目川にかけての斜面は「妙音沢」と呼ばれる緑地で、「平成の名水百選」にも選ばれた水量豊富な湧水が黒目川へと流れています。緑地内には、水のきれいな場所に生息する貴重な植物が数多く自生しており、木道を歩いて散策できます。

 ちなみに、吉祥寺から新座栄までの所要時間は標準で40分強。本数は日中でも1時間あたり7~8本あります。運賃は埼玉県内も都内区間から通して均一運賃が適用されるので、大人220円です。新座栄からは、東武東上線の朝霞駅行きのバスも出ています。


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