日米韓首脳会談を調整=岸田首相、25日から欧州歴訪

 岸田文雄首相は29日にスペイン・マドリードで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するのに合わせ、米国のバイデン大統領、韓国の尹錫悦大統領と3カ国首脳会談を行う調整に入った。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で結束をアピールするのが狙い。日本政府関係者が23日、明らかにした。
 政府が同日発表した日程によると、首相は25日深夜に日本を出発し、ドイツ・エルマウで26~28日に開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席。29日には日本の首相として初めてNATO首脳会議に参加し、30日午後に帰国する。
 短い滞在日程を縫って日米韓首脳会談を調整するのは、日韓関係の改善を求める米国の意向が大きい。元徴用工問題などの懸案を抱える日韓首脳の正式会談には、なお時間を要するとの見方が強いためだ。バイデン氏は5月に韓国と日本を訪問し、尹大統領、岸田首相とそれぞれ会談。その際、双方に関係改善を働き掛けたとされる。
 首相は今回、日本と共にNATOの「パートナー国」として招待された韓国、オーストラリア、ニュージーランドとの4カ国首脳会談も調整する。
 一連の日程で、首相はウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁や、ウクライナ支援で米欧との結束を示したい考え。対中国を念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けても国際社会の協力を取り付けたい考えだ。 
〔写真説明〕岸田文雄首相=19日、首相官邸


externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)