そろそろ不調脱出か? イ・ボミが今季初のアンダーパー発進「考えなくても振れるように」

<アース・モンダミンカップ 初日◇23日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6639ヤード・パー72>

イ・ボミ(韓国)が4バーディ・2ボギーの2アンダー・32位タイで初日を終えた。初日アンダーパーでのラウンドは、今シーズン7試合目の出場で初めてのこと。長い不調に苦しんでいるスイングが、上向きになってきているのだろうか。

「たくさんいいショットがありました。パットも入って、アンダーパーでのラウンドは、うれしいです。でも大きなミスが出てしまったのが、まだ課題で残ります。2アンダーでも、満足はしていません」

この日は右を警戒したホールで、左への大きなミスが出た。そこでボギーをふたつ叩いた。

「フィニッシュまで1ピースで振り切ることに集中しています。クラブが寝て下りてくることも注意しながら。でも、トップの位置とか、下りてくる軌道とかを考えているのがダメなところです。考えなくてもできるようにならなくちゃ、と思っています」

振る前にいくつものポイントを考えていたら、スムーズに振れなくなる。アマチュアが陥りがちだが、プロだって同じことだ。長い不調のトンネルを経てきているからこそ、「考えることなく振りたい」というボミの思いは強い。そして、この日のボミの表情とスイングを見る限り、少しずつ上り調子になっているのは確かだ。

ボミが上向きになる理由は、もうひとつあった。「宮里藍サントリーレディス」(6月9〜12日)に出場した後、韓国に帰国。そして、今大会には19日に再び来日して出場している。入国の際の隔離期間が大幅に緩和されたことで組めたスケジュールだ。

「以前は2週間の隔離期間がありました。そのときは、もうゴルフを続けていくのは難しいと思ったくらいです。外出をしたらダメなので、心が追い詰められて、プレッシャーが大きくなります」

その心配が、いまはない。韓国に帰国して、「すぐに家族に会ってリフレッシュできる」と笑顔を見せる。ゴルフはメンタルのスポーツといわれるだけに、隔離期間が及ぼした影響は大きなものだっただろう。

日本ツアー21勝、2015年から2年連続で賞金女王を獲得。当時の活躍を考えれば、今のボミの状況は苦しいものだ。日本ツアーからの撤退を考えてもおかしくない。だが、ボミは決して後ろを向かない。やれる限りのことをやって、多くのファンの期待に応えようとしている。

ボミの復活を信じて、温かく見守ろうじゃありませんか。(文・河合昌浩)


externallink関連リンク

■アース・モンダミンカップ 初日の結果 ■2日目の組み合わせ&スタート時間 ■夕日に照らされる私服姿のボミ【写真】 ■シード権を失ったイ・ボミ「心が折れちゃうと思った」 ■シブコら出場 全米女子プロの初日組み合わせ
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)