
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は22日、上院銀行委員会での証言で、FRBの過度な利上げにより米国が景気後退に陥る可能性が「確かにある」と語った。また、インフレ抑制と成長維持の両立が、エネルギー高騰などで「一層難しくなっている」と、危機感をあらわにした。
パウエル氏は「景気後退を引き起こすつもりはない」と強調。一方、「物価の安定回復は絶対に不可欠だ」と訴えた。
〔写真説明〕米上院銀行委員会で証言する連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=22日、ワシントン(EPA時事)