エヴァートン残留決定の裏で…挑発された相手指揮官がファンに足蹴り

 クリスタル・パレスを率いるパトリック・ヴィエラ監督の試合後の行動が問題視されている。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第33節延期分が19日に行われ、クリスタル・パレスはエヴァートンと対戦。前半を2点リードで折り返したものの、後半に3点を奪われ、2-3での逆転負けを喫した。

 この結果、劇的勝利を収めたホームのエヴァートンはこれで残留が確定。逆転ゴールが決まった際にもピッチに多数のファンがなだれ込んでいたが、試合終了後には残留が決定した喜びを爆発させたエヴァートンのファンでピッチが埋め尽くされる事態になっていた。

 そんな中、控え室に戻ろうとピッチを横切っていたヴィエラ監督の下に一部のエヴァートンサポーターが近寄り至近距離での煽り行為を敢行。数秒は無視していた同監督だが、直後に怒りが爆発し、そのサポーターを掴むと右足蹴りを食らわせ転倒させた。すぐ立ち上がったサポーターは懲りずに挑発を続け、ヴィエラ監督も応戦の姿勢を見せたが、周囲の人たちに止められ、その場を後にした。

 この行動には批判の声も上がっているが、ヴィエラ監督は試合後の記者会見で「それについて言うことはない」とコメントするにとどまった。

 試合後、『スカイスポーツ』の解説を務めていた元イングランド代表FWディオン・ダブリン氏はこういった出来事が起きないためにファンがピッチ内に侵入したら生涯出入り禁止にするなどの法律を作るべきだと主張した。

「こんなことは全く見たくない。エヴァートンのファンがどれほど喜んでいるかはわかっているが、監督を押したり、彼らの顔に向かって叫んだりしてはならない。ファンをピッチに入れることはやめなければならない。危険すぎる。試合前にピッチに侵入したら、誰もが生涯出入り禁止になると発表したらどうなるだろうか。彼らはサッカークラブを愛しているので、ピッチへ行くことはないと思う」

 さらに、ダブリン氏は「勝てたはずの試合に負けた直後に自分の顔の前で同じようなことをされた人として何をするだろう。私はおそらく同じような反応をしてしまうと思う」と語り、ヴィエラ監督の行動を擁護している。

「パトリックの立場に立つのは難しい。『パトリックはこれをしてはいけない』、『パトリックは反応してはならない』と言うのは難しい。私は同意できない。もし、自分の顔の前に誰かがいて、押されたりしたら、何をするんだ? 『もっと早く何かをするべきだった』となる前に今、それをしなければならない」


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