賞金がかかる試合で、プロと一緒に回ったアマチュアは何を感じた?「打つのではなく運ぶ感じ」

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2日目◇20日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>

日本で唯一のプロアマ形式のツアートーナメント「ゴルフパートナー PRO-AM」。真剣勝負でありながらも、笑い声が聞こえる和気あいあいとした組も見られた。きのうの初日にプロと一緒に回ったアマチュアたちに感想を聞いてみた。

■「行くところは行くけど、抑えるところは抑える」

ゴルフ好きモデルとして有名な三枝こころさんは、ダブルスでタッグを組む森田えりかさんとともに、賞金ランキングトップを走る桂川有人、デービッド・ブランスドン(オーストラリア)とラウンド。2オーバー・15位という結果に「めっちゃ悔しい。会場の雰囲気にのまれました。あとハーフやれたらなー」と納得いくプレーはできなかった様子。それでも「私たちは大人になってからゴルフを始めて、噛み合えば本戦に出られて、トッププロと回れて夢がある。また出たいです」と白い歯をこぼした。

桂川のゴルフについては、「ただ飛ばすのではなくて、ちゃんと平らなところにフェアウェイウッドで刻んでいた。行くところは行くけど、抑えるところは抑える。しかも全部球を打っている(叩く)ような感じではない。(自分たちは)こんなに振ってたら当たらないと思いました」と違いを感じている。三枝さんはゴルフ歴14年でベストスコアは「73」。積極的に競技にも参加しているが、男子のトッププロのすごさに驚くばかりだった。

これにはパートナーの森田さんも同調する。「本当にスイングは強振しないで、運ぶような感じ。とても真似できないですけど、いかにアマチュアが無駄に振っているか。改めてすごいと思いました」と話す。森田さんはゴルフ歴13年でベストスコアは「68」という腕前だ。「飛距離が全然違う。私たちのティよりはるか後ろから打っているのに、プロのほうがはるか前。『2回打ちました?』っていうくらい前にありました」と飛距離に圧倒された。

続けて森田さんは「もっとピリピリしているかと思ったら全然でしたね。ブランスドンプロのほうから途中で『写真を撮ろう』って言われて、写真を撮りました」という。

■「あまり聞かない音を聞かせてもらいました」

昨季のドライビングディスタンス1位、幡地隆寛と一昨年大会の覇者、関藤直熙と一緒に回ったのは、田中雄三さんと渡辺啓介さんだ。田中さんは昨年大会は個人戦で出場していたが、今年はダブルス戦にエントリー。渡辺さんは初めて大会に参加した。

「最初から(ドライビングディスタンス1位と)わかってご一緒しましたけども、見とれるばかりですね。軽く打っても飛んでいますけど、飛ばそうと思って打った球はよくわからない(ほど遠い)ところにありました。音が違います。あまり聞かない音を聞かせてもらいました」と田中さんは幡地の規格外の飛距離に驚いた。

パートナーの渡辺さんは「上手すぎて、上手いだけです。やっていることも考えていることも違う」と普段は体験できないゴルフを目の当たりに。最後は「お二人からサイン入りのボールをいただいたので、きょうでファンになりました」と人柄にも惹かれたようだ。

■「しゃべりすぎてアゴが疲れました」

初日の組でひときわ盛り上がっていたのは、男子ツアーのムードメーカー中西直人、池上憲士郎と一緒に回った松元有紗さんと山下美沙さんの女性ペア。2人はともに福岡県の筑紫野カントリー倶楽部のハウスキャディさんで、姉妹コースの玄海ゴルフクラブで行われた予選に「人数足りないから出てくれって言われて」参加し、本戦への出場をつかんだ。

「ゴルフに関係ない話ばっかりで楽しかったです。中西さんって面白いキャラですけど、(ペアを組む)山下さんに口では負けていましたよ」と松元さんはいう。大阪出身の中西をトークで圧倒したようだ。

その山下さんは「しゃべりすぎてアゴが疲れました。男子プロのイメージも競技ゴルフのイメージも変わりましたね。結構楽しかったです。他の人も出たほうがいい」と話す。山下さんの夫は「九州で頑張っている」プロゴルファーで、プロのトーナメントについていったことはある。それでもこの大会に参加して、ツアーの印象がだいぶ変わったようだ。

中西については「YouTubeで見ていて知っていました」と山下さん。普段は交わることのないトッププロとのラウンドが実現してテンションも上がり、笑いの絶えない楽しい一日となった。中西自身も「真剣勝負でしたけど、影響はなかったです。基本的に何でもウェルカム。すごく楽しかったです」と振り返る。

緊張してなかなかプロと話せない組もあったが、トッププロのプレーをロープの中から間近で見られるのは、この大会だけだろう。しかも生解説付き。「他の人にも勧めたら、本戦に出場するためのライバルが増えるのでは?」と松元さんに聞くと、「ライバルになっても勝ちます」と力強く返してくれた。


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