
新型コロナウイルスの影響により2020-21年と2年に渡る過去最長のシーズンとなった国内女子ツアー。そんなシーズンを記録とスタッツを見ながら振り返っていきたい。【ボールストライキング】
ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位を合算した『トータルドライビング順位』と、『パーオン率順位』を合算したものが、このボールストライキング。グリーンにたどりつくまでのトータル的なショットの精度がこれで分かる。
ここで躍進を遂げたのが、そのスイングで“令和のベン・ホーガン”とも評される植竹希望。合計8ポイントで、高橋彩華と並び3位タイに食い込んだ。
昨年はレギュラーツアーと、下部のステップ・アップ・ツアーを行き来したが、リランキングでレギュラーに継続出場できるようになった今年覚醒した。「ゴルフ5レディス」、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で3戦連続のトップ5入り。それもあって早々に賞金で初のシード入りも確定させた。初優勝を期待される黄金世代の一人に飛躍するシーズンとなった。
1位には賞金女王の稲見萌寧と西郷真央がつくなど、上位4人は黄金世代以下の選手。若きショット巧者がツアーで育ってることが見てとれる。
【ボールストライキングトップ10】
1位:稲見萌寧 4pt(TD3位、PO1位)
1位:西郷真央 4pt(TD1位、PO3位)
3位:植竹希望 8pt(TD3位、PO5位)
3位:高橋彩華 8pt(TD6位、PO2位)
5位:ペ・ソンウ 9pt(TD2位、PO7位)
6位:イ・ミニョン 19pt(TD13位、PO6位)
7位:濱田茉優 20pt(TD10位、PO10位)
8位:笠りつ子 25pt(TD17位、PO8位)
9位:古江彩佳 29pt(TD9位、PO20位)
10位:宮田成華 30pt(TD15位、PO15位)