吉田優利の転機は21年初戦の予選落ち 「今は純粋にゴルフが上手くなりたい」

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇4日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>

吉田優利が19年にアマチュアで出場して4位に入った国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に、プロとして戻ってきた。6日の開幕に先がけて行われた公式会見では、「自分のなかで一番思い出深い大会なので、どうしても気合いが入るし、いつもより気持ちが引き締まっています」と意気込みを語った。

先週の試合では予選落ち。月曜日はコーチの辻村明志氏のもとで練習しヒントをつかんだ。「簡単にいうとタイミングの取り方。毎週試合が続くことによって、基本的なところというか、足元を見落としがちというのを再確認した。そこを練習したいなと思います」と、復調への明るい兆しが見えている。

古江彩佳や西村優菜といった同学年だけでなく、笹生優花や山下美夢有ら下の学年もツアー優勝という結果を出している。そこに焦りは少なからずある。「これだけの選手が出ていて1人しか優勝できないので、優勝するのは簡単ではなく難しい。本当にすごいことだと思います。タイミングやチャンスが来れば、自分も狙っていければいい」。

そんななかでも吉田の顔には明るさがある。「今は私自身すごく純粋にゴルフが上手くなりたい。もちろん勝ちたいですけど、ゴルフと向き合うのがすごく充実している」と語る。転機となったのは21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」での予選落ちだった。

「あそこでオフにやってきたことが間違っていたのかな、このまま1年間調子が悪いのかなと、考えるきっかけになった。次の試合から、自分のなかでスイッチが変わりました。私はゴルフと私生活は切り離すタイプなんですけど、家に帰ってもゴルフのことを考えるようになった。ただ単にゴルフが上手くなりたいし、どうやったら上手くなれるのかなとか、チームにはすごい選手がいっぱいいて、今は楽しくて充実しています」

同じ辻村コーチに師事している小祝さくらは今年に入って2勝を挙げて賞金ランキングトップを走り、上田桃子は先週プレーオフの末にツアー16勝目をつかんだ。吉田自身も「近くで練習もずっと見ていましたし、どういうふうにゴルフと向き合っているか、見れなくても感じることができる。先週の桃子さんの優勝は、私も頑張りたいと思わせてくれるようなプレーでした」と語る。

吉田の「上手くなること」にはデータは切り離せない。「高校生のときからデータで自分をフィードバックしてきました。どこが上手くなればスコアが伸びるのかを数値化するとすごくわかりやすい。自分の狙った高さと軌道が合ってきたとか、パッティングのラインに対して転がりが真っすぐ打てるようになってきたとか。仮に1日0.3打変われば、4日間で1.2打変わってくる。計算も得意なので苦ではないです」と笑う。プロのツアー転戦生活にも慣れてきて、吉田のプレーからも目が離せなくなってきた。

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