マンC、ペップらラストマッチは黒星に…逆転アストン・ヴィラは4位確定でプレミアのCL出場枠は通常5枠に

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 プレミアリーグ最終節(第38節)が24日に行われ、マンチェスター・シティとアストン・ヴィラが対戦した。

 前節、ボーンマス相手の痛恨ドローによってアーセナルとの一騎打ちとなったリーグタイトルレースに敗れた2位のマンチェスター・シティ。

 今週にはかねてより噂されていたジョゼップ・グアルディオラ監督の今季限りでの退任が正式に発表され、ヨーロッパリーグ王者で4位のアストン・ヴィラをホームで迎え撃った最終戦ではその伝説的な指揮官の偉業を称えるとともに歴史的な10年間への感謝に溢れるものとなった。その最終戦ではベルナルド・シウバ、ジョン・ストーンズと今季限りでの退団が決定している2選手がスタメン起用となった一方、ここまで27ゴールで通算3度目の得点王をほぼ手中に収めているアーリング・ハーランドがメンバー外となった。

 フィル・フォーデンを最前線に配置した布陣で臨んだマンチェスター・シティ。立ち上がりからボールを握って押し込むと、左のサヴィーニョを起点にサヴィーニョ、タイアニ・ラインデルスと序盤からフィニッシュに絡んでいく。さらに、12分にも左でポケットを取ったベルナルド・シウバがニア下を狙ったシュートで惜別のゴールに迫る。

 相手陣内でのプレーを継続すると、23分には左CKの流れでニアのDFが頭で触ったボールがファーに流れると、これに反応したアントワーヌ・セメニョが右足インサイドで合わせてゴール左隅に流し込んだ。

 良い時間帯に先制したホームチームは以降も攻撃の手を緩めない。29分にもボックス左でこぼれ球に反応したサヴィーニョが枠のわずか左に外れる際どいシュートを放つ。前半終盤にかけてもハーフコートゲームを展開すると、ボックス内でのコンビプレーでラインデルスに2点目のチャンスが訪れたが、GKマルコ・ビゾットのファインセーブに阻まれた。

 ホームで相手を圧倒し1点リードで試合を折り返したマンチェスター・シティ。しかし、後半立ち上がりにゴールを奪われる。

 47分、アストン・ヴィラの右CKの場面でゴール前で混戦が生まれると、これに反応したオリー・ワトキンスが蹴り込んで後半最初のチャンスをモノにした。

 早々に追いつかれたホームチームは以降もなかなかリズムを掴めず、自陣で耐える時間が続く。そんななか、59分にはこれがラストマッチとなるベルナルド・シウバがマテオ・コバチッチとの交代が告げられると、万雷の拍手とともに両チームが花道を作ってベンチへ。その光景を見ていた指揮官ペップも感極まった。

 ただ、対戦相手に敬意を払うも勝負は勝負と割り切るアストン・ヴィラは直後の61分、ロス・バークリーとのパス交換で背後へ抜け出したワトキンスがボックス内でDFストーンズをシュートフェイントで滑らせて右足シュートを流し込み、逆転に成功した。

 すぐさま反撃に出るマンチェスター・シティはコバチッチと同じタイミングで投入されたラヤン・シェルキが個人技でゴールに迫るが、なかなか畳みかける展開とはいかず。幾度か相手のカウンターからピンチを招くと、78分には3枚替えを敢行。このタイミングでストーンズもベンチへ下がり、マンチェスター・シティの選手としてエティハド・スタジアムのピッチに別れを告げ、ジェレミー・ドクらが投入された。

 その後、何とか3失点目を回避して同点、逆転を目指すホームチームは90分にフォーデンが巧みな反転からの強烈な左足シュートでゴールネットを揺らすが、これは惜しくもタイトなオフサイド判定で認められず。

 10分が加えられた後半アディショナルタイムでは決死の猛攻を仕掛けたマンチェスター・シティだったが、最後までゴールをこじ開けられなかった。

 この結果、ペップらのラストマッチは黒星に終わったが、ハーランドが通算3度目の得点王を確定。一方、勝利したアストン・ヴィラは4位フィニッシュとなり、プレミアリーグの来季CL出場権は通常の5枠のままとなった。

【スコア】
マンチェスター・シティ 1-2 アストン・ヴィラ

【得点者】
1-0 23分 アントワーヌ・セメニョ(マンチェスター・シティ)
1-1 47分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)
1-2 61分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)

【動画】エモーショナルなシティ最終戦