米イラン合意「間もなく」=停戦60日延長、ホルムズ開放へ調整―一部でなお隔たりも

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 【ワシントン、カイロ時事】米国とイランの戦闘終結に向けた交渉は24日、大きなヤマ場を迎えた。トランプ米大統領は23日、SNSへの投稿で「(合意が)間もなく発表される」と表明。パキスタンなどの仲介により、停戦を60日間延長する一方、封鎖状態にある原油輸送の要衝ホルムズ海峡を開放する方向で調整が進んでいる。
 トランプ氏は「最終的な内容や詳細を協議している」と述べ、合意に伴いホルムズ海峡での通航が再開されるとの見通しを示した。ルビオ米国務長官は24日、訪問先のインドで、発表は同日中にも行われる可能性があると語った。
 米ニュースサイト「アクシオス」は23日、米イラン間の覚書の草案の内容を報じた。それによれば、60日間の停戦延長を受け、イランはホルムズ海峡で通航料を徴収せず自由な航行を許可。米国は対イラン海上封鎖を解除し、イランの石油販売を認める。
 また、イランは改めて核兵器開発の放棄を約束し、ウラン濃縮活動に関しても交渉に応じる。双方は対イラン制裁、イランの在外資産の凍結解除についても議論する。
 イラン外務省報道官も覚書について言及し、地元メディアに対し、レバノンを含む全ての戦線での戦闘終結や資産凍結の解除が内容の柱だと指摘した。イランメディアは24日、合意後もホルムズ海峡はイランが管轄下に置くと主張。草案に関し、一部の項目で双方の溝が埋まっていないと伝えた。
 トランプ氏は23日、交渉を仲介するパキスタン軍トップのムニール参謀長のほか、サウジアラビア、カタール、トルコなどの首脳らと交渉内容について電話で協議。イスラエルのネタニヤフ首相とも電話で会談した。