マツダ「新型CX-5」9年ぶり刷新!“国内で”人気の「ディーゼル」廃止のワケとは? 大幅進化で欧州では好調?

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マツダは2026年5月21日、ミドルサイズSUV「CX-5」を約9年ぶりに刷新した3代目モデルの販売を開始しました。

約9年ぶりの新モデル

 マツダは2026年5月21日、ミドルサイズSUV「CX-5」を約9年ぶりに刷新した3代目モデルの販売を開始しました。

 CX-5はマツダの屋台骨を支える中核モデルであり、世界販売台数では同社全体の3割弱を占める“大黒柱”ともいえる存在です。

 発売に合わせて行われた発表会で、毛籠勝弘社長は、「当社は数を頼みに規模で勝つ会社ではなく、(顧客に)『選ばれる理由』で勝つべき会社」と述べ、同社の方針について明かしました。

 新型CX-5で大きな波紋を呼んだのが、ディーゼルエンジン車の廃止です。2代目CX-5の終盤には、2.0リッターと2.5リッターのガソリンエンジンに加え、2.2リッターディーゼルエンジンの計3タイプが設定されていました。しかし今回の新型では、マイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を組み合わせた2.5リッター直噴ガソリンエンジンを国内で初採用しています。

 この決断について同社は、「世界中の需要を考慮した結果」であると説明。「欧州市場などを踏まえ、適正なパワーユニットとして育成できる目標を明確にした」としています。日本ではディーゼルエンジン搭載のCX-5は歴代を通じて高い人気を誇ってきましたが、海外市場(欧州・北米など)を含めたグローバル販売では需要が約5%にとどまっており、海外市場を重視するうえでは妥当な判断ともいえます。

 すでに欧州での受注状況は好調とのことで、毛籠社長は「非常に手応えが良く、受注は1万5000台ほどまで積み上がっているという報告を受けています。計画以上に順調に進捗している状況です」とコメント。さらに北米市場についても、「アメリカはこれからですが、販売店のフィードバックを聞くと、相当手応えがあるとのことで、私も非常に楽しみにしています」と自信をのぞかせました。

 車体面での変更点としては、ホイールベースを先代比で115mm延長し、後席の居住性や荷室の実用性を高めています。また車内では、新たな電子プラットフォームを採用。マツダ初となるグーグル搭載インフォテインメントシステムや、最大15.6インチの大型タッチパネル式センターディスプレイを備え、車内でもノートパソコン並みの大画面で情報を確認できるようになりました。さらに、運転中の安全性を考慮し、音声認識による各種操作にも対応しています。

 なお、ハンドリング性能と乗り心地も進化した新型CX-5は、「S」「G」「L」の計3グレードを設定。価格は330万円〜447万1500円(税込)となっています。